Blinking LED – PSoC4

SoC 4 CY8CKIT-049 4xxx Prototyping Kitsを使用してプログラム開発を行います。

まずは、サンプルプログラムを動かしてみます。

サンプルプロジェクトのダウンロード

こちらから、サンプルプロジェクトをダウンロードします。

http://www.cypress.com/?docID=47827

ダウンロードしたzipファイルを適当なフォルダに解凍します。

 icon-exclamation-triangle 注意:フォルダ名には日本語が入らないようにしてください。

解凍されたフォルダ内の SCB_Bootloader.cywrk を開きます。

PSoC Creator

SCB_Bootloader.cywrkを開くとPSoC Creatorが起動されます。

PSoC4サンプルプロジェクト

 

PSoC4 sample2

 

Workspaceをみるとプロジェクトが2つあるのがわかります。

一つがユーザーが変更できる通常のプロジェクト(Bootloadable Blinking LED)です。もう一つが書き換え用のBootloader(UART_Bootloader)になります。
このBootloaderがあるために、デバッガがなくてもプログラムの書き換えができるということです。

そのために、このBootloaderをこわしてしまった時には、デバッガが必要になります。PSoC4のデバッガはMiniProg3 ( CY8CKIT-002 )になります。Bootloaderを変更したい時にも必要になります。

コンパイル

プログラムの変更なしにコンパイルをしてみます。

1.BuildメニューからBuild All Projectsを選択します。

PSoC4 Build

 

Buildが完了すると、OutputにBuild Succeededがでます。

PSoC4 Build OK

 

書込み

コンパイルしたデータをデバイスに書き込んでみます。

書込みを行う時には、Bootloader(書き換え用プログラム)を起動します。
起動方法はSW1を押しながらUSBポートに接続します。

PSoC4 SW1

 

書き換えモードで起動すると、青LEDが早い周期で点滅します。

ToolsメニューのBootloader Hostを選択します。

PSoC4 Write2

 

Bootloader Hostツールが立ち上がります。

PSoC4 BootloaderHost Program

Fileにサンプルプロジェクトのフォルダの中の、

SCB_Bootloader_42xx¥Bootloadable BlinkingLED.cydsn¥CortexM0¥ARM_GCC_473¥Debug¥Bootloadable Blinking LED.cyacd

を選択します。

Ports: でUSB Serial Port(COMxx)を選択。 ->デバイスのCOMポートです。

USB Serial Portを選択すると、右に設定メニューが表示されるので、

Baud 115200
Data Bits 8
Stop Bits One
Parity None

を設定し、Programボタンを押します。

書込みに成功すると、Logに、

Programming Finished Successfully
Programming Completed

が表示されます。

書込みに成功すると、ユーザープログラムが実行されます。

サンプルを変更しないで書き込んだ場合、LEDが1秒のBlinkを行います。

もう一度書込み

プログラムを変更して、再度書き込むときには、デバイスを一度USBポートからはずし、SW1を押しながらつなぎます。

先ほどの書き込みと同様に書込みます。

変更

このサンプルはPWMを使ってLEDを点滅させています。
この設定を変更してみます。

PWMコンポーネントをダブルクリックすると、PWMの設定画面が開きます。

PSoC4 PWM

ここで、Periodが周期。Compareが点灯時間です。
Period=1000、Compare=500は、1秒周期で500ms点灯ということです。

設定を変えると、下の出力パターンが変わります。

試しに、Compareを100にすると、デューティ10%のパルス出力となることが確認できます。

Period=500、Compare=100としてOK。
この設定でコンパイル。
書込みを行うと、先ほどの倍の速さの点滅になります。(周期:500ms/デューティ20%)