Raspberry Pi + Arch Linux + SAMBA

Raspberry PiでNAS

Raspberry PiにSAMBAをインストールして、NASを作ろうと思います。 OSはできるだけ軽い物にしたいので、Arch Linuxを選択しています。

Arch Linuxのインストール

Raspberry PiのArch LinuxのWebサイトはこちら
Arch Linux Raspberry Pi

ダウンロード

Arch Linux Install1

Installationタブを選択。
Arch Linux Install2

Direct Downloadを選択。 zipファイルがダウンロードできますので、解凍します。.imgファイルができます。

SDカードへの書き込み

Windowsの場合、Win32DiskImager.exeを使用して書込みます。 書込み方法については、こちらを参照ください。

 起動

書込みをしたSDカードをRaspberry Piに入れ、LANケーブルを接続し、電源を入れます。 この時点ではまだHDDを接続しないでおきます。

 リモートログイン

SSHでリモートログインします。Windowsの場合、Tera Termなどのターミナルソフトを使用します。 Raspberry PiのIPアドレスがわからない場合、

  1. ルーターの接続情報から調べる
  2. Pingを順に試す
  3. Raspberry Piにキーボード、モニタをつなぎ、ログイン後、ifconfigで調べます。eth0のinetにIPアドレスが表示されます。

3の場合は、そのまま作業できます。 rootでログインします。ログイン時のユーザー名、パスワードは次のようになります。

  • ユーザー名 : root
  • パスワード  : root

Arch Linux remote login

 パッケージのアップグレード

パッケージのアップグレードをします。

#pacman -Syu

途中 :: Proceed with installation? [Y/n] と聞かれるので、Yを入力し Enter してください。(Enterだけでも大丈夫)

NTFS-3Gのインストール

Windowsのファイルシステム、NTFSの読み書きをするためにNTFS-3Gをインストール。参照

#pacman -S ntfs-3g

 SAMBAのインストール

LinuxとWindows間でファイルの共有をするためのソフトウエア。参照

#pacman -S samba

ここで一度電源を落とし、HDDを接続します。

#shutdown -h now

 USB HDDを接続

一度電源を切りUSB HDDを接続し電源を入れます。 再度リモートログインしてください。 HDDが認識されているか調べます。

fdisk -l

と入力します。 Arch Linux hdd mount

/dev/sda1 がHDDになります。

HDDをマウント

Linuxではマウントという作業をしないとHDDなどのデバイスは使えるようになりません。 HDDを /mnt/usbhdd にマウントします。

#mkdir /mnt/usbhdd #mount -t ntfs-3g /dev/sda1 /mnt/usbhdd

一度再起動をしないと、 fuse: device not found, try ‘modprobe fuse’ first というメッセージが出てマウントできない事があります。その時には、再起動してみてください。

マウントの確認

#df-k

としてHDDがマウントされていることを確認します。 Arch Linux Hdd Mount2

赤枠のように出れば、マウントされています。

自動マウント

このままですと、次回電源を入れた時に、マウントの作業をしないといけませんので、自動でマウントされるようにします。

#vi /etc/fstab

最後の行に、 /dev/sda1(tab)/mnt/usbhdd(tab)ntfs-3g(tab)defaults(tab)0(tab)0 を加えます。(tab)はtabを入れてください。スペースとタブの区別がつかないのでこう書いています。 HDDの内容を確認します。

#ls /mnt/usbhdd

これで表示されればOKです。一度再起動して、同様に確認してください。

SAMBAの設定

SAMBAの設定ファイルをコピーします。

#cp /etc/samba/smb.conf.default /etc/samba/smb.conf #vi /etc/samba/smb.conf

ファイルの最後に次の内容を追加します。

[RaspNAS] comment = USBHDD path = /mnt/usbhdd public = Yes read only = No writable = Yes guest ok = Yes force user = root

 自動起動の設定

#systemctl enable smbd #systemctl enable nmbd

SAMBAのユーザー追加

#useradd -m pcguest #passwd pcguest #pdbedit -a -u pcguest

これで、SAMBAの組み込みは終了です。

参考にさせていただいたサイト

こちらのサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました。

http://www.haijin-boys.com/4af029d3466f33.20477141.html

http://raspberrypi.blog.fc2.com/blog-entry-51.html

使い勝手

Windowsからファイルを書き込んでみたのですが、

お・そ・い・で・す。遅いです。

もう少し、早ければ…