LPC810(トラ技2014年2月号 付録) -GUI-

投稿者: | 2014/04/13

 GUIを考える

GUI(graphical user interface)とは、画面上にウインドウやアイコン、ボタンなどが表示されてそれを操作するユーザーインターフェースという定義です。
今回はWindowsでアプリケーションを作りますので、Formを使ってアプリを作ればGUIということですね。

機能をどうするか?

マイコンボードでは、AD変換で電圧が読めるようにハードを作りましたので、その電圧値を表示するアプリケーションを作ってみます。

通信はRS-232cを使いますので、COMポートの設定が必要です。AD値要求するボタンも必要です。
きちんとしたアプリケーションにするためには前回終了した時の設定を、次回起動時に設定するようにしたり、色々なエラー処理を入れないといけないのですが、今回は色々とはしょって簡単に作ります。おいおいきちんとしていきます。

ADの計測表示

  • ADの計測結果を数値で表示
  • 電圧値の変化をグラフで表示

今回はボリュームをつけていることもあり、数値での表示をします。

画面

GUIの画面ですが、こんな感じにします。
1.未接続状態                              2.接続状態

LPC810 GUI1   LPC810 GUI2

計測は計測ボタン押下時に通信を行い、AD値を取得するようにします。
連続選択時には、PC側が一定間隔でコマンドを発行し、結果を表示します。
PC側が時間管理をすると、マイコンで時間管理をするより、間隔にばらつきが出ますが、マイコン側の処理が簡単になるのと、電圧変化を正確にみるわけではないので、まずは簡単に作ります。
その後、信号発生器から波形を入れ、グラフ表示しようかと思いますので、その時には正確に測りたいと思います。

次回からマイコン、PCのソフト開発に入ります。