ハイレゾの再生機としてRaspberry PiをPC Audioにしてみました。せっかくなので普段に使ってみることにして1カ月ほどが経ちました。その感動などを。
構成
- Raspberry Pi
- USB HDD
- USB DAC
- LAN(有線)
- USB電源
- スピーカー or ヘッドホン
構成は、写真のような感じです。これに電源とLANケーブル、スピーカーに行くケーブルが付きます。使っている時には、Raspberry Piのケースの上に、HDDを載せています。
そもそもは…
Raspberry PiでPC Audioをしてみようと思ったのは、
- 安価なハイレゾ再生機を作りたい
- 再生するためにPCを専用に使いたくない
- 音楽を再生するのにPCを立ち上げるのが面倒
- PCを使うより音が良いという話がある
などの理由でした。
使用感
昼間はほぼ一日、仕事の邪魔にならないように軽く再生させています。手持ちのCDをあらかたリッピングしたので、それをHDDに入れて再生してます。音源はFlac(Free Lossless Audio Codec)です。ハイレゾではありません。
操作はPCのブラウザで行っています。アルバム1枚ずつ登録して再生という感じで使っています。
使い勝手としては、CDのように入れ替える手間が要りませんし、すぐに再生しますし、手軽さはいいと思います。
ですが、Webアプリが良くはできているのですが、使い勝手としてはもう一つと思います。Playlistが複数作れないなど…
問題は…
音飛びします(音飛びとは言わない?)。再生が一瞬途切れることがあります。数日に1回程度です。音源がハイレゾなら、さらに回数は多いのだと思いますが確認はしていません。別に理由があるのかもしれません。テストとはいえ雑誌の付録についてきたサンプルをずっと聞いているのもあれなので、手持ちの曲をかけてます。じっくり聞いているわけではないですし、多少の事は気にしないで使っていますが、音が途切れるというのは、Audio再生機としては致命傷なんでしょうね。私としては、頻度が少ないのであまり気にしてません。
操作はPCのブラウザから行っています。操作にPCを使っているので、PCを使わないでとはなってませんね。ほぼ常時PCが使える状態になっているので、PCから操作していますが、たまにPCの電源が入っていない時には、残念ながらスマホとかタブレットから操作しようと思わないです。操作がちょっと面倒です。
こちら)。その為に、データの追加は、接続しているHDDをはずして、PCにつないでコピーしています。これをRaspberry Piに戻すのですが、Volumioでは曲を追加した時にはDatabaseのUpdateをしなければなりません。この処理が遅い。
Rapsberry Piでは速度不足?Raspberry PiにArch Linuxをインストールして、SAMBAを入れてみましたが、データのアクセスが遅くて…という話は以前に書きました(どうしたいか
操作
PCを使いながら操作するのであれば、まあ良いのですが、やはり単体で操作できるのが望ましい。スマートフォンからの操作も考えていましたが、ちょっと操作感が悪いかな。
Playリストが作れないか
複数の曲を別々に登録しておけるようにしたい。
速度
もう少し早いボードにしてみる。Volumioが対応しているボードは現在4種類。RASPBERRY PI、CUBOX、UDOO、BEAGLEBONE BLACKです。このどれかに乗り換えてみるか。
BEAGLEBONE BLACKはどうか
Raspberry Piではハイレゾの再生はきびしいということは情報として持っていたので、BEAGLEBONE BLACKは用意していました。BEAGLEBONE BLACKでVolumioを試していないわけではなく、実はうまくいっていません。うまくいったらここにまとめようと思っていたのですが、そのままになっています。BEAGLEBONE BLACKはUSBが1つだったり、内蔵ROMとSDカードの両方からBootできるため、SDカードからのBootがちょっと手間だったりします。ここは手間だけの問題なのですが、うまく動いていません。この件についてはまた改めてまとめようと思います。
その他のボードを検討
ケース入りということもあり、CUBOXを考えています。
どうするか
- 単体で動かしたい。Raspberry PiにGUIをのせることはしたくない。何か外からの操作で考えたい。
- Playリストを複数できないか。再生アプリが作れないか考える。
- 処理速度の改善として、Raspberry Pi以外を試してみる。
この辺りを考えてみたいと思っています。